12/03/2024
Crufts遠征から帰国しました。
イギリス、Cruftsは世界最高の純血犬種とブリーダーの舞台でした。
日本のペット業界は、ペットはペット、ショーブリーダーは別の世界。
別の世界だから近づかないという風潮を感じます。
血統書の意味さえ、正しく理解されていない。
わたし自身は、誰よりもペットを愛するいち愛好家ですが、犬たちが健やかに生まれ、健全な一生を過ごす動物福祉の最も根幹を成すものが、純血種の適切な繁殖にあると考えています。
だからこそ、純血種のブリーダーには存在意義があると思っています。
また、一般の飼い主さんへの発信、啓蒙、意識を育てることも、動物福祉の未来への種まきと考えます。
日本において圧倒的に欠けているのは、純血犬種がなぜ、存在するのか?
流行りのミックス犬とは何が違うのか?
純血種を知ってもらう伝達活動だと思っています。
インターペットなどのイベントや、あるいはJKCがYouTube で冠番組をつくったりして、純血種のことを正しくたのしく、伝えてくれたらいいなと願います。
わたしには、Instagramに42,000のフォロワーがいます。
非力ですがわたしは、純血種の素晴らしさ、犬の正しい愛育を伝えていきたい。
今回、9歳の愛犬が19000頭のリザーブベストインショーに輝けたことは、健全な繁殖は加齢しても軽快に歩様を維持できることを示し、また、適切な栄養、ごはん、運動、愛情をもって育てることで、健やかなる加齢を重ねられることを、たくさんの人にみてもらえたかな?と思います。
一方、愛護や保護の報道に熱心なジャーナリストや芸能人たちは、Cruftsなど、動物福祉と純血犬種を共存させる素晴らしいモデルケースのイベントのこと、そこで日本の犬たちが素晴らしい結果をだしたことには、触れもしない。
日本は遅れてる、みたいな記事ばかり。
私たちが素晴らしい成果を出したから言うのではなく、健全な繁殖には動物福祉の未来があること、広く、伝え知ってほしいと願います。
今回、日本からイギリスCruftsに出陳した犬のなかで、Best of breed獲得(種の1番)は、ボルゾイ、ロングコートチワワ、ジャックラッセルテリア。
また、トイプードル、イングリッシュブルドッグ、マルチーズ、ミニチュアシュナウザーなど、皆、入賞を果たしました。
日本には情熱を絶やさない、素晴らしいブリーダーたちがいる、ということを、多くのペット関連事業に携わる方々も知り、誇りに思ってもらえたら、シリアスブリーダーたちの励みになります。
まずは、ブリーダーと繁殖業者とはまるで、異なるということ、犬を迎えるときには、ペットショップでなくブリーダーのもとへ、という、あたりまえを日本でもあたりまえに、皆で前進していかれますことを、願います