17/12/2016
高齢者ドライバーの交通事故がマスコミに多く取り上げられ、ワイドショーでもネットでも高齢者ドライバーの交通事故は増加しており、免許証の返納や更新の厳格化などを求める機運が高まっています。
被害者家族の悲痛な叫びなども取り上げられ、高齢者ドライバーへの風当たりはますます強くなっているように思います。
でもこの大きな流れに違和感を感じてちょっと調べてみました。
平成27年の警察庁の公表している運転免許統データを読み解くと、高齢者ドライバーの事故は他の年齢層に比べて決して多くはありません。自動車免許証保有者数に対する自動車乗車時の負傷者数も高齢者層の方が低い比率になっています。
一方的に発信される情報を鵜吞みにすることなく、入手可能な情報を精査して自分なりに見定める必要が特に最近感じます。
昨今のマスコミ報道は恣意的に感じるものが散見される上、ネットの情報は玉石混交ですので、じっくりと見定めないととても危険だと思います。