10/07/2024
こんにちは。
福岡市中央区鳥飼にある佐藤獣医科病院
獣医師の阿部です。
今年も猛暑がやって来ました!
福岡も猛暑な日々が続いています。
毎年記事にしていますが、
ペットの熱中症の症状と対策をお話します。
ワンコのお散歩は、時間帯を選びましょう!
早朝か夜9時過ぎなどの、しっかり涼しい
時間帯にして下さいね!
道路に近いワンコは、地面の熱が伝わりやすいので
しっかり冷えている時間帯をお勧めします!
特に犬の場合をお話します。
◆症状
項目が下になるほど、重篤な症状です。
熱中症は、死亡するんです。
・呼吸が荒い
・ヨダレが多量に出る
・舌の色が 真っ赤
・体が異常に熱い(40度以上)
・元気がない
・食欲不振
・嘔吐、下痢
・意識がもうろう
・ふらつき
・けいれん
このような症状が、見受けられたら
とにかく緊急処置としては、体を冷やす❗
◆緊急処置
冷水を体にかける、もしくはびしょ濡れの
バスタオルを体に巻いて、扇風機の風を
あてること❗
気化熱で体温を下げるんです。
気化熱とは、水分が蒸発する際に、
熱を奪う原理です。
自宅の体温計があれば、肛門から
体温を計って下さい。
40度以上ある場合で、緊急処置を
やっても、体温や症状が落ち着かない場合は、
とにかく動物病院へ❗
症状が落ち着いても、元気がない、食欲がない時は
熱中症によるダメージが考えられるので、動物病院で
見てもらって下さいね。
重篤な状況で様子をみようと、何時間も
経過して、いよいよな状況で病院へ
連れて来ても、手遅れで助けられない
ことも多いのです。
今から、きちんと対策と予防で暑い夏を乗り切って
もらいたいです。
暑がりな子や、短頭種の犬は、室内のエアコンも
涼し目に23-24度くらいに設定してもいいかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
お役に立てたら、幸いです。