03/02/2018
北海道にいる同業の先輩がシェアし、神奈川にいる私のところにも届いた投稿。。。
色んな事を、本当に色んな事を考えさせられた記事でした。
ー補足ー
皆さま。
#9910、は死んだ動物のみ、応対します。
生きてる動物は
その場所の所轄の役場か役所に連絡、時間外でも
必ず守衛さんがいるとのことです。
あとは警察へ、と開発局に言われました。
申し訳ありませんがよろしくお願いします
。
。
。
。
。
事故にあった鹿さんを
お空に還す仕事してきました。
死んでしまってる鹿だと、鹿も、我々も、、
気持ちも仕事も楽なのです。
道路から運ばれて
某所で保護され、下半身不随の彼女はそこに
いました。大きなオリの中にいました。
私が着くまでの間、獣医さん、行政の方も
何かこう、方法はないかと色々考えてくれてたようです。
獣医の先生は、彼女の足の痛覚を調べ
麻痺を確認し、
野生には戻れない、と判断。
安楽死、という行為ができる唯一の職業である
わけだけど、もう医院を閉めてしまったとのことで
薬がない。先生は殺してあげることができないんですね。
処理場も兼ねてる私が呼ばれ
彼女を檻から出して、止め、を入れる準備をします。
その間、大人しく頭を撫でることもできたし
時折目を細めたり、不安そうに私の顔を見上げたり。
言葉通じるかわからないけれど
痛かったね、良く我慢したね、と
話しかけたり。
車に轢かれて、あの寒い日、ずっと道路にいたわけです。
どなたか、連絡をくれた時は
もう一日経ってたようです、
せめてぶつけた当事者がその日に
電話してくれれば、彼女は切ない思いをしなくて済んだのかも。
保護した方たちで
せめて、彼女が寒くないように
毛布を掛けたり、好物のカボチャ、をあげたのか、
近くにありました。
優しさに感謝。
脊髄損傷の程度がひどいので排泄もできないと思う。
本当に殺すしか方法しかないのかな、と
私はいつも心が痛みます。
でも、殺すことしかできないんですね。
私は彼女を治す事は出来ないから。
この時期のメスの鹿は
お腹に赤ちゃんもいるし、母体を殺処分するということは
胎児も死にます。
二頭の鹿を殺すことになります。
銃を用意。
さっきまで大人しく撫でられてた彼女、
銃をみた途端、抵抗し始めます。
動かない前足で立ち上がろうとしたり
首を振って嫌がります。
そう。銃。彼女は自分がこれから何をされるか
わかるんです。死ぬ、のと
殺されるのは彼女にとって違うものなんですね。
死ぬことに争わぬ動物たちは
殺されることに
とりわけ恐怖を感じるわけです。銃という道具は
そういうオーラが出てる道具なんです。
止めを入れたのは私ではないけれど
綺麗に殺してあげることができたと思います。
さあ。これからどうする。
いつもなら私は、こういう子の体にはナイフはいれないのですが
止め、を入れた方と相談した挙句、
ここでお肉を取ってあげることに。
損傷は本当にひどかった。
満身創痍だったんだね、、、
検屍、じゃないけれどどのようにあたって
どのくらいの強い衝撃かわかる。
下半身の背骨は砕け、アバラは数本折れ、
どちら側から当てられたのかもわかります。
これだけひどいあたり方されたのなら衝撃波で
内臓損傷もあったはず。
当たった車もかなり損傷してるはず。
内臓を出した時、ふと気付いたこと。
胎児だけでも守ろうとしたのかな。
羊水に入った小さな命は綺麗なまま。
強い子です。お母さんの思いだね。
でも、ごめんね。
お母さんとお空に行こう。
一緒にイコウネ
いい子。
大きな血管があちこち切断されてて
血が抜け切らない。
抜け切らないまま腹腔内にかなりの血液がたまってました。
ドレンなんかもないし、手ですくって外に出すこと
数回。タオルも何枚も使ったし、
血だらけのお肉になってしまったけれど
彼女のお肉は
処理場でやってるように枝にできたと思います。
このお肉、彼女の命は
ワンコさん飼ってる近くの方たちが
皆さん綺麗に引き取ってくれたとのことです。
よかったね、よかった。
ね。死にゾンすることない。
実際、見て見ぬふりもできるし
道路脇にずらせば、キツネやタヌキたちが来てくれる。
生きてるものをころすなら、命を奪うならそれぞれの
葬い方をしなければいけないと思ってます。
尊厳。
取れるだけ肉にすることで
浮かばれるような気がしてるだけだけれど、
それをしないと人間であること、人であることに
ものすごく反してる気がする。
そう。そう思い込むだけで本当はそうじゃないかもしれない。
してあげてやったことの
自己満足だと思うけれど、せめてもの償いなんです。
私にとって。
私の償い方なんです。
それが私の殺道です。
車で轢かれた動物たちをみたら
♯9910(24時間無料)
に電話してください。
そして、男性の方。
もし、轢かれた鹿がいたら、、、
力仕事です。どうか、道路の端に寄せてあげて欲しいです。
二次災害防止のためです。
人の怪我や事故もそうだけれど
何回も轢かれる鹿、みんな見たくないよね
気持ち悪いって思われたり
鹿たち、動物たちが悲しい姿になるのが
私は1番いたたまれない。
軍手、とロープ
車に積んで欲しいです。
お願いします。
ロープの掛け方、引っ張り方
教えます。
最後に、、
このページを見てくれてる方、狩猟者の方、動物好きな方、
山道走る方、北海道のみんな!!!
#9910
携帯に入れてください、、
車のダッシュボードにメモ、入れておいてください、、
パンフレットも色々出てます。
お友達にも是非伝えて欲しです。
ボンネットバンバン、に続く
#9910 運動、始めませんか?