Kiana’s Last litter -Alpha Ignis-
秋が深まってきました🍁
何万回の内たったの一回でも、たったの一瞬でも。
お互いを理解しようとし続けた時間は、一生分の価値があります。
目の前のその子とどうありたいか、ただそれだけ😊
タグやボール、フードなどのご褒美を使ったトレーニングでは、犬たちは意欲的に行動を起こしやすいです。
ですが、その中で大事にしたいことはいくつも、いくつも、いくつもあります。
段階のどこか欠けても、過剰でもなかなかうまくいきません。
バランス、タイミング、成長速度や性格。
様々な要素を見ながら進めていきます。
・ご褒美をご褒美として使えるようになること
まず、これが難しい🤔
普段はタグや食べ物が大好きな子でも、環境が変わる等、普段と違う条件の中ではそんなのいらない!あっちが気になる!!と目もくれなくなる事がよくあります。
最初から、これさえあれば何も気にならない!!
という子もいますが、それは才能です😁
多くは、ご褒美を100%嬉しいご褒美として機能させるためのトレーニングの段階が必要です。
いつでも、どこでもご褒美をご褒美として使えるようになるには、
・ご褒美自体のドライブをあげる
・関係性や気持ちを整えてご褒美を使えるようにする
雑にざっっくりですが、大きく分けるとこんな感じでしょうか。
色々な手法、そして犬の性質などによってにわとりが先かたまごが先か、大抵はまぜこぜです。ご褒美を使わないことによって、ご褒美が機能し始める事もあります。正解はありません。
どちらにしても、私自身はご褒美がご褒美として十分機能していないうちには”基本的には”動作を教えるトレーニングははじめません。
ほかにも、
ご褒美への気持ちが強くなりすぎて、ヒトが不在
楽しいはずの遊びが、熾烈な奪い合いに
ご褒美依存でなくなると不安(ヒトもイヌも)
ご褒美の切れ目は
すっかり朝の散歩が気持ち良い時期になりました。
大抵、画面に映りきらない行動範囲のレのつくお方…😜
今日はある飼い主さんのお話。
パートナーとの課題に取り組まれ、1歩前に踏み出しました😊
そこには“変わる”という決意の壁がありました。
何かをはじめようと踏み出すのは、希望や期待もあって、
きっと踏み出しやすい(踏み出せたのはもちろん、すごいことです!!)
そこから成長するとき、今までの自分から、
これからの自分に変化することを余儀なくされる場面があります。
大きな失敗やつまづき、挫折、または停滞。
そこからの歩みは、未知の世界に飛び込む決意です。
今までの自分を守ろうとすればするほど、
成長の道からは遠ざかり、変わることも難しくなります。
痛みを伴う事もあれば、
築いてきたプライドを打ち砕かなくてはいけない事もあります。
したくなかった経験、良いばかりではない経験かもしれない。
ですが”変わる”事に挑戦した事がある人にしか分からない事があります。
趣味の世界には星の数ほど分野がありますが、
これだけ、考え方や人生観に大きな影響を与えることは、
生涯の中でそう多くありません。
だからこそ、難しい。
だからこそ、楽しい😊
※犬のトレーニングの話ですよ!!😜
振り返り記録③クラブハウスへ
競技終了後
30日ヴィンコヴチ→ミュンヘン→1日スイス ベルン近くへ移動
チェコからやってきたラルカのブリーダー Janaさんと待ち合わせ、クラブハウスへ。
@reesheja
ラルカの親戚さんたちのトレーニングを見学させていただきました😊
(実はJanaさんは10年前、私がボーダーコリーをパートナーに迎えるきっかけになった方のひとりです!)
そして急遽、ヘルパーのPatrick Begert-Steinerさんのはからいでキアナも練習に参加させていただきました😳
クラブハウスにはジャーマンシェパードやマリノアの他、沢山のボクサー、ボーダーズが。
競技もですが、”自分の犬種”を愛し、バイトワークを楽しみ、参加できる裾野が広い事が伺わされます😊
形に拘らず犬たちが楽しめるよう練習に工夫を凝らし、ヘルパーさんも、犬のオーナーさんも心から楽しんでいるのが伝わってとても良い空気でした😁
Janaさん、Patrickさん、急な訪問にも関わらず、快く受け入れていただいて、雨の中沢山のアドバイスや親身な練習をプレゼントしてくださって、ありがとうございました☺️❤️ 最高の天気でしたが😂☔️キアナと私にとって、素晴らしい経験の一日となりました。
振り返り記録②
29日 防衛
キアナはシーズン犬だったので、スタジアムでの公開練習と服従、防衛の本番は最終日の1番最後に、続きでまとめて行います。
忙しい一日です👀
続きで行うので、より服従に寄ると予想した防衛。
寄りすぎないよう調整しつつ、いよいよラスト競技です!
キアナはこれがIGP3の5回目の本番で、本番をよく理解し、頭も(必要以上に😂)回り、でもその上で必要な段階は圧倒的に練習不足です。
練習頻度や経験値、今の状態を考えると、本当に!想定以上に頑張ってくれました。苦手なステップで放してしまいますが、大きなヘルパーさんにどつき(笑)唸り、立ち向かっていくことができました。
私は、私たちにはできないとミジンコほども思っていません😜
Off-breedならではの思考や必要な練習の工夫。
探り探り、またヘルパーの高津さんと抜けている理解のステップや混乱を埋め、気持ちの構築を頑張りたいと思います🙌
@happyflat11
そして。キアナはこの競技後、自信をつけたようです。
それが意味する所は、この競技がキアナにとってプラスな経験だったということ。もう一つの”正解”を私たちは得ました😁
高津さんをはじめ、これまで試験や競技で審査していただいた審査員の方々。当日も見守っていただいたチームリーダーの樽川さん。これまで受けていただいたヘルパーさん。観客席の皆さま。
私たちの挑戦を温かく迎えていただいて、そして力強く応援していただいて、感謝の気持ちでいっぱいです☺️
⭐︎
撮っていただいた動画をおそらくメモリに写す際、データ破損してしまったようで…見れなくなってしまい😭
振り返り記録①
29日 服従
今回は37カ国から135頭の出陳だったそうです。
ホテルでご一緒したオランダの代表メンバーの方々と今日はどうだった?と話したり、公開練習や公式練習場での練習も見学しながら、お互いの幸運を祈って応援して。
良かった事も、うまくいかなかった事も、その数だけ、それぞれの想いや成功、正解とストーリーがある。
そうしたストーリーに少しだけ触れられるあの時間が、
犬と並ぶ選手の背中が、私は好きです。
そして、自分と犬とのその時の答え合わせを楽しみに、競技をしています😊
競技終了後、閉会式を待つ間に、こちらに駆け寄って”あなたの振る舞いが好きだよ。心を温めてくれてありがとう”と泣き笑いでハグをしてくれた方がいます。
今回は私は、普段の6割ほどの意識で服従をすることを選択
しました。(キアナはそれに見事笑 応えてくれました。キアナに怒られそうなので女王陛下の名誉のために書き残しています😂)
これには理由がありますが、決して誉められるようなふるまいではありません。IGPのワールドチャンピオンシップという場には、相応しくない内容でしょう。
でも、泣き笑いしていた彼女のストーリーに触れた事は、私にとって思わぬ”正解”になりました😊
135のストーリーと正解
楽しかったー!😁
今日はパピートレーニングの話題が多かったので😁なんらかの刺激に反応して犬がアクションを起こすヒトにとって困った行動の多くは、そうした刺激への不耐性から起こります。犬種やライン、育った環境によって、刺激に反応しやすい性質の子もいれば、もともと気にならない(または気づかない)子もいます。刺激に触れさせれば触れさせるほど良いかというと、NOその犬のその時々にとって溢れてしまわないラインを常に見定め、進めていきます。まだ知覚が未発達の段階では、より自然に受け入れやすいです😊動画は生後3週間〜4ヶ月ほど環境、安心の基地と、自分自身で超える力胸を張って堂々と!この世界を歩いてほしいですね😁