17/09/2024
【犬のワクチンについて🐶】
ワンちゃんのワクチンには、狂犬病予防法により年に1回の接種が義務付けられている狂犬病ワクチンと、任意で受ける混合ワクチンの2種類があります。
◆狂犬病の接種時期
①生まれて初めての注射…生後90日を過ぎた日から30日以内
②翌年度以降の注射…毎年4月1日から6月30日の間
すでに登録されている方は、区市町村よりハガキが届くので必ずチェックしてください。
動物病院で接種した時は病院で渡される注射済証を区市町村窓口に持参し、「注射済票」の交付を受けましょう。注射済票は鑑札とともに必ず首輪などにつけてください。
◆狂犬病ってどんな病気?
狂犬病はとても恐ろしい病気です。
狂犬病は有効な治療法がなく、いったん発症すると人もワンちゃんも悲惨な神経症状を示して、ほぼ100%命を落とす極めて危険なウイルス性の人獣共通感染症です。
1950年に狂犬病予防法が制定され、同法に基づいて犬の登録義務、毎年の狂犬病予防接種義務および野犬の捕獲等の対策が徹底された結果、国内発生が抑えられるようになりました。
◆現代でも狂犬病にかかるの?
狂犬病は現在日本やイギリスなど数ヶ国を除いて全世界で発症しています。
日本では狂犬病ワクチン接種が法律により義務付けられ、対策が徹底されたおかげで1957年に清浄化することができました。
しかし現在、接種率が年々減少傾向にあります。 実はこれはとっても危険なことです!
近年、狂犬病ウイルスが国内に侵入する危険性が指摘されています。
ワクチン接種をしっかり行っていれば、万一狂犬病ウイルスが侵入してきても発症を未然に防ぐことができますが、このまま接種率が減少していけば国内で狂犬病が発生した場合、社会は極めて危険な状態に陥ります。
狂犬病は愛犬だけでなく飼い主様ご自身、さらにはご家族や周りの方にも危険が及ぶので、狂犬病のワクチン接種は毎年行いましょう!
◆混合ワクチン
混合ワクチンで予防できる伝染病には、時折流行したり、死亡率の高い病気もありますので、ワンちゃんたちには事前に接種をすることで、抵抗力をつけてあげることが重要です。
1年に1回の接種をおすすめしています。
当院で取り扱っている混合ワクチンは、6種混合ワクチンと8種混合ワクチンの2種類です。
6種混合ワクチンは、下記の1~6の病気を予防するワクチンが含まれています。
8種混合ワクチンは、6種混合ワクチンにレプトスピラ2種類を予防するワクチンを加えたものです。
1. 犬ジステンパーウイルス感染症
2. 犬パルボウイルス感染症
3. 犬伝染性肝炎
4. 犬アデノウイルス2型感染症
5. 犬パラインフルエンザウイルス感染症
6. 犬コロナウイルス感染症
7.8. レプトスピラ感染症
ワクチンについてご質問やご相談がございましたら、いつでも当院までお気軽にお尋ねください。
あいはら犬猫病院は、東京都町田市にある動物病院です。
最寄りのJR横浜線相原駅からバスで「相原十字路」下車すぐ、駐車場も7台分ご用意しております。
ご予約の際は、順番受付サイト「EPARK」のシステムを利用ください。詳細は HP をご覧ください。
https://www.aihara-ah.jp/