01/02/2023
先週も誤食の話をしましたが、その続きです。
ちょっと紙を齧ったぐらいなら問題はありませんが、心配なのはプラスチック類です。かみ砕いて飲み込んでしまった場合、先が尖った状態になりがちです。それが便と一緒に出ればいいんですが、胃の中に留まられると危険です。それが原因で開腹手術なんて事になりかねません。
また、ボール好きはワンちゃんも多いことから、ボールを飲み込んでしまうなんてことも少なくありません。飼い主がボールのなくなったことに気づかなくて、ワンちゃんの様子が悪化するまで気づかないなんてこともあります。
意外に怖いのが糸です。纏まってクシャっとなっていれば吐かせる事もできるのですが、そうでない状態で胃から腸に進んでいって腸のどこかに引っかかってしまい、引っ張られ血行障害を引き起こしてしまう事があります。そうなると腸が壊死してしまうので、その部分を手術して切除しなくてはならなくなります。
誤食をすると、先ずは吐かせるようにしますが、出てこなければ内視鏡を使用することになります。それでも難しい場合は手術となります。
そうならない為にも、予防することが大切になります。
留守番の時も、飼い主がいるときも注意と対策が必要ですね。