耕作放棄地をどうにかしようと、頑張ったことのある人にはおなじみの雑木かもしれないが、この名前も知らない雑木が畑の中で支柱として役に立つことができるのか、実験していこうと思う。
この雑木が何ていう名前なのかを調べるのは後回しにするとして。
まずはこの雑木を、
▼1m ぐらいの長さに切ってみる。
▼それを火で炙って焦げ目をつける。
▼畑に突きさす。
やることはこれだけだ。
この雑木が、何かの役に立たせることはできないかと思って、この実験に取り組んでみた。
畑で支柱として使えることがわかれば、多少なりともこの雑木が収益化につながることになる。
おそらくこの雑木にたいして、こんな実験をした人は過去にもたくさんいただろう、そしてこの実験もおそらくは失敗に終わるだろう。
過去にトライした人が、役に立たないと証明したから、現代の日本で使われていないんだと思う。
役に立たないと証明できたことを、後の人が見て、ああ、これはダメなんだと認識できる何かがあればいいと思い、こんな動画を作ってみた。
これからもほんの些細な実験を動画にして、文章にして残していこうと思う。
かなんな農園 川崎康裕
今年もこの竹林でどれほどの炭素を固定できただろうか。
そう思うだけでこの農法をやっている意味を感じられる。
僕は今まで、 自分で食べる野菜を栽培することだけを考えてきたわけではない。
自分で食べる野菜を自給自足するという考え
はいつも2番目だ。
一番目にはいつも、地球環境を良くする農法、収穫すれば収穫するほど水が綺麗になっていく農法、稼げば稼ぐほど空気が綺麗になっていく農法、について考えてきた。
それだけではない、社会問題として認識されていない、耕作放棄地の問題や、工作法基地に放置されているマルチビニルの問題、それらを解決するための農法をずっと考えてきた。
それらを解決するためには、1人で広大な土地を管理できなければいけない。その方法をずっと考えてきた。
そしてその方法で、最近では野菜がたくさん収穫できるようになってきた。
ミニトマトが初めて鈴なりになっているのを見た時は、畑のそばで涙を流した。
あともう少し。
死ぬほど収穫できるようになって、水や空気をきれいにしていきたいと思う。
かなんな農園 川崎康裕
狩猟免許をとってからというもの、動物に対する視点がかわった。
キジは今までも見かけたことはあったが、いまでは見るだけでアドレナリンがでてる感じがする。
今は車の中でこれを書いてるのだが、この動画の時よりももう少し近く、20m ぐらい先まで歩いてきている。
体調は40cm ぐらいだろうか、とどめ刺しのことまで考えると、興奮を抑えられない。
何度考えても、涙を流しながらとどめざしをしている自分が、想像できる。ゲロも吐いているだろう。
そんな僕にはお構いなく、キジは車の横を通って、今車の後ろの側に進んだ。
キジがいなくなったので、今から昼の仕事に取り掛かろうと思う。
今回の実験では成功しないということが分かっていたけども、やはり成功しないという結果が得られた。
生の米ぬかとコーヒーカスを混ぜて、その中に種子を入れることで発芽するかどうかを試したが、発芽はしなかった。
今回の種子はキヌサヤエンドウだった。
生の米ぬかというのは農業においてはとても重要な役割を果たしてくれる。
特に僕のような、無農薬、化学肥料なし、耕しもせず、水やりもしないという農業をやっている人にとっては特に重要だ。
でも種子を発芽させるという意味では、生の米ぬかでは役に立たないと思う。
ここからは何のデータにも基づいてない、ただの僕の仮説だけども、種子の発芽には土壌微生物が関わっているんじゃないかと考えている。
通常発芽というのは、
▼温度
▼水分
▼日光もしくは影
が必要だというのは農業の定説だ。
でも最後の最後のドアの鍵を開けるのは糸状菌などの土壌微生物なんじゃないかとにらんでいる。
ものすごい倍率の顕微鏡が必要なので、これを検証するのはとても難しいけれども。
そういう仮説を持ちながら、最近では竹炭を作ったり、竹チップを作ったり農作業をしている。
●●なぜこんな実験をしているのかというと
今ほかの実験で、竹炭と竹チップだけで畝が作られるのかどうかという実験をしている。その実験で
うまくいくというデータが取れれば、次はおそらく苗を植えるという作業がものすごく大変になってくる。
苗を植えるためには、まずは竹チップをかき分けて、竹炭のところまで到達しなければいけない
。
その際、竹チップを手でかき分けて苗を植えるという作業
ここにくくり罠を仕掛けるには、どういう手続きを踏めばいいのだろうと考える頭ができあがってきた。
この足跡だいぶ大きいような気がするが、大丈夫かオレ。
竹炭をウネ状になるように敷きつめる、竹炭は深いところで10cmくらいになる。
そのうえに竹チップを敷く。シュレッダーで5センチくらいに粉砕された竹の枝と葉っぱ。これを竹炭が隠れるように置いていく。
【実験1】
このウネで夏野菜の苗が活着するかどうか。
【実験2】
このウネで夏野菜の種が発芽し、活着するかどうか。
【実験3】
水やりなしで、夏を越えられるかどうか。
もし、この実験がうまくいくと、未来がこんなふうに変わります。
▼耕作放棄地を減らすスピードが倍増する。
▼放置竹林を管理するスピードが倍増する。
この実験を成功させたくてさせたくてたまらない川崎は、竹チップの枯れ具合を見て4月5月だけでなく、6月も竹チップをまいてやろうとたくらんでおります。
竹チップを試すのと同時に、雑木チップも試していたのですが、水分を多く含有していたため、黒カビが発生しました。
野菜の栽培に黒カビは適さないことが知られているのです。
雑木チップを厚く敷きすぎていたようなので、このあとレーキを使って薄くしました。
黒カビが露出するような格好にしておき、太陽にあたって水分がなくなる頃(2週間後くらいか)に竹チップを上からかけてみようと思います。
そうすることでおそらく白カビが蔓延し始めるのじゃないかと想像しますが、これもまたいい実験。
雑木チップを使っていないウネでは竹チップを使っていて、そのウネでは白カビがいい感じで蔓延しているので、この大失敗もいい経験。
この実験結果によっては耕作放棄地を農地に戻していくスピードは倍増する。
よーし、やるぞー。
耕作放棄地を開拓していくのに面倒なことは多々あるが、そのなかでも溝掘りの手間は半端ない。
かといって溝を掘らないと排水性は確保できない。
そこで、溝を掘らずに竹炭でウネをたてて、そのうえに竹チップを敷いて排水性を確保できないかどうかを実験。
おそらくこれは実験成功になりそうだ。
この白カビ(糸状菌)さえいれば、栄誉補給もできるし水分補給もできる。
あとはこのうえで、土団子の中にいれた種が発芽して、育てば成功。
でもこの感じならおそらく成功だ。
キッズ向けノコギリの使い方ワークショップが開講されました。
今回竹炭ワークショップに来てくれたキッズは二人、お姉ちゃん12歳、弟くん9歳。
話をすることもできるし、話を聞くこともできる、楽しいと感じたら楽しいと笑顔で言うことができる。寒いことを母親にも話せることができるし、地面に火が落ちればどういうふうにするべきか近くの大人に聞くこともできる。
ぼくたち大人は目先の利益に振り回されず、こういう子供たちになにかできることはないかと考えて行動することが大切だ、なんてことを考えさせられた。
朝9時に集合して、自己紹介したりして竹炭を焼くために火をつけたのが10時頃だっただろうか。大人はドラム缶で子供はペール缶でそれぞれ煙を出し始めた。
お姉ちゃんと弟くんはペール缶の中に割れた竹を入れて、目を輝かせながら火に見入っていた。
お母さんの話では、弟くんはいつもゲームばかりしていて、自然のなかで楽しめるのかどうか不安だった様子。そんなお母さんもペール缶の小さな火に安心したのか、開始後30分ですでに子供たちに負けないくらいキラキラした目をしておられました。
子供たちが自然のなかでいかにも健全な状態で遊んでいると、お母さんまで輝き出すというのは新しい発見だった。花粉症にもかかわらず。
この日は子供たちがくることがわかっていたので、発酵させた米糠で野鳥を誘因して遊ぼうと考えていた。実際、米糠を持参して地面のうえに山盛りにしておいたのだが、うまく誘因させることができず、大失敗だった。
鳥たちを誘因して、そこにいろいろな野鳥が飛んでくる瞬間を
今日は竹炭ワークショップも楽しかった。
竹炭なんていう特異なものに興味を示して遠方まで来てくださる方々は、みんな似ていて、話しが合う合う。
お肉は毎日食べたいくせに、ガゼルがライオンに食べられるところを見れば残酷だと思う。
どれほどの矛盾を孕んでいるのだろうと思い、ぼくはお肉を食べることをやめた。
自分で食べる肉を自分で狩り、さばき、焼いて、食べる。そこまでするのならお肉を食べる権利もあるというものだ、みたいなことを考えてぼくはお肉を食べることをやめた。(だれかにごちそうされたりしたら食べる。)
きのうはこの恐怖体験をしたベランダで仕事をしていた。あまりに汚いベランダで、引越し前だというのに室内にもゴミは散乱している有様で、この仕事はあまりやりたくなかった。やりたくないから見積もり金額はかなり高く設定し、断っていただこうと思っていたにもかかわらず、不意に受注してしまった。
はじめは高くて申し訳ないと思っていたのだが、このハトの兄弟を見つけてからは、こんな安くでいいのかとさえ思いはじめていた。
もちろん自分ちのベランダに鳩の巣があるなんて、お客さんのほうも寝耳に水だったようだ。そりゃこれだけ散らかってたら鳩の巣も見つからないだろうし、鳩も鳩とて巣をつくろうという気になるんじゃないかと思う。
見積もり金額には鳩の巣の処分なんてもちろん入っていないのだが、ぼくとしては最近では動物を狩るところを想像しながら生きているので、鳩の巣の撤去やそこに住んでいる鳩の兄弟をむんずと掴んで一階のエントランス付近まで持っていくことは簡単なことだった。
それよりも難儀だったのが、その鳩の兄弟を心底気色悪がり、拝むようにしてぼくにその仕事をなすりつけてきたお客さん親子だ。
ぼくにと
【実験】
コーヒーカスと米糠で種は発芽するのか(豆編)
【実験内容】
・キヌサヤの種を使う
・米糠に水分を含ませる
・コーヒーカスと米糠を混ぜる
・そのなかにキヌサヤの種を埋め込む
・ビンの蓋を裏返してそれを置く
・ビンの蓋は室内の暖かい場所に置いておく
・1日に二度ほどスポイトで水を含ませる
【実験時期】
2025年3月1日(日)から1週間程度
【実験の意義】
竹チップを施すようになった圃場で、竹チップの厚みがあることで、(種に触れさせるための)土を露出させる作業が煩雑になるため、事前に「種ボール」のようなものを用意しておき、それを雨天の前日に竹チップの上に撒く(好光性種子の場合)、もしくは竹チップの下に影になるように撒く(嫌光性種子の場合)ための実験。
圃場の土で種ボールを作ることも可能だが、圃場に土をとりにいく手間や、種ボールをつくったあとのトラック荷台での整理の手間を考えて、家のなかで無限にでてくる食物残渣であるコーヒーカスと米糠を利用して、手が汚れにくくそして土以上に粘りがあり種をホールドしてくれるものを探すための実験、
【予想】
この状態では発芽しない。
ただ、この状態で発芽してくれるとものすごい手間が少ない。植物が好む糸状菌(白カビ)を発生させるために、砂糖などの糖分を加えたりしておくと発芽の可能性はもっと高まるのではないかと思う。