20/08/2024
最近の犬猫さんの皮膚疾患
長年自分も皮膚病を患い、さらに犬猫さんの皮膚疾患のご相談でもお話をうかがってきましたが
まだ皮膚疾患は遅れをとっている疾患の1つだと思います。
今年に入ってとても皮膚の状態が悪いというお話を聞きます。
しかしながら今までの治療方法のままで改善させようとするがあまり
悪くなってしまうことも多いのではないでしょうか。
※毎年こんなに悪化しない
※今年は特にひどい
※今までほとんどでなかったのに今年はかゆがることが多い
などなど感じている方も多いのではないでしょうか。
実は皮膚疾患も
※食物アレルギー
※アトピー
※マラセチアなどの常在菌によるもの
※膿皮症
などなど様々な疾患名がつくことがありますが
まったく違うこともあります。そのため今までの治療法だと
なかなかよくならないことも多いのです。
そのため最近頭の中をいったんリセットし、違う方法も試しています。
そのなかの1つの疾患が雨とこの酷暑による皮膚疾患です。
これは先日のセミナーでもお話しましたが、
雨が降ると雑菌が地面や土の上、もちろんおうちの中でも繁殖しやすい状況ができあがります。
そこへものすごく暑い気温になると菌が撲滅されるのではなく、繁殖してしまいます。
(さすがに100度以上で雑菌を消毒するわけではありませんので)
通常よくある菌が強力になって皮膚についたり、食事とともに内臓にいれてしまうことで
原因不明の下痢や、皮膚疾患を発生させたりひどくなったりすることが高くなります。
そこへ暑さという体力を消耗させるような温度での生活を余儀なくされるために
体が疲弊し、それらの菌に対して対抗できずにひどくなるということも考えられます。
その予防としては
1,アンチパラサイトを食べる
これはアンチパラサイトは血管内の寄生虫をきれいにすることができるほかに
皮膚や被毛についた菌も除去しながらケアしていくこともできます。
7月から食べ始め、1ヶ月たちますが、うちの犬の先月洗ったときの
膿皮症のようなぽちぽちは消えていました。
※腸内の血管をきれいにして雑菌、悪菌を浄化
※体の心血管を浄化するため、体内の雑菌悪菌を排除
※体にはいってきやすい雑菌から防御
などにも使用できるために、なんかしらで口からはいる雑菌などによる原因不明の
下痢などの疾患にも使えます。
2,オールインワンブラックシャンプーでブラッシング
洗うことでももちろんですが、このシャンプーは体表面の雑菌も落としてくれます。
ジアルジアのようなものもアンチパラサイトとこのブラックシャンプーでケアすることで
強い薬の服用期間を短くしたり、改善できるとの開発者からのメッセージもきています。
※ブラックシャンプーで洗う(月1~3回)
※皮膚についた菌を落とすのにブラックシャンプーを薄めてブラッシングする
(お散歩前、お散歩後)
3,実際に現在皮膚疾患がある場合には
※イヤーウオッシュやイヤードライでの毎日の足の裏やお耳のケア
※コンディショナーなどによる保湿
※のみダニ対策
などをしていくことでかなり改善していくと思います。
また皮膚病のおもしろいところは、しっかりとケアしていくと2重3重で皮膚疾患になっていたとしても
(様々な皮膚疾患を併発していたとしても)
全体的によくなっていくことが多く、私自身それは実感しています。
4,顔などの位置のアレルギーが気になる場合
※目をしっかり人工涙液(ソフトサンティアのような目薬)でしっかり洗ってケア
※クリーンアイラウンドパッドのような保湿成分パッドでお顔をしっかりケア
(さらにひどい場合にはご相談ください)
5,ビオチンによる皮膚被毛、そして粘膜(目、鼻。腸内など)の強化
このようにケアしていくことで、今の皮膚疾患から愛犬を少しでも改善させていき
そして冬にしっかりがっつりケアして来年の夏、またこのような天気となっても
ひどくならないようにすることができます。
愛犬は道路から近いところを歩くため、どうしても吸い込みやすく、また菌にふれやすいので
お散歩前もお散歩後もしっかりケアして皮膚を守ってあげることも大切だと思います。
皮膚疾患の概念も少し更新し、新たなケアもできるようになりました。
少しでもお役にたてれば幸いです。