横田農場 - 小川町

横田農場 - 小川町 埼玉県 小川町にある農場です。無農薬、無化学肥料での野菜作りに取り組んでいます。
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http://yokotanojo.com/
WEB SHOP
https://www.tabechoku.com/producers/23 横田農場のタイムリーな情報をアップロードします。
(16)

種取り用のカブを選抜_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #母本選抜  #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #畑  #無農薬
23/11/2023

種取り用のカブを選抜

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#横田農場 #小川町 #埼玉
#母本選抜
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
#畑 #無農薬

冬前にまずはサツマイモ掘り金時、紅あずま、太白の3種_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #サツマイモ  #金時  #紅あずま  #太白  #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #...
19/11/2023

冬前にまずはサツマイモ掘り

金時、紅あずま、太白の3種

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#横田農場 #小川町 #埼玉
#サツマイモ #金時 #紅あずま #太白
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
#畑 #無農薬


先日の初霜。急激に温度が下がりました。夏野菜はここまで。_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #初霜  #霜降 #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #畑  #無農薬 ...
16/11/2023

先日の初霜。
急激に温度が下がりました。
夏野菜はここまで。

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#横田農場 #小川町 #埼玉
#初霜 #霜降
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
#畑 #無農薬


大根たちも順調_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #大根 #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #畑  #無農薬
11/11/2023

大根たちも順調

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#大根
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#畑 #無農薬

カブはなかなか順調間引きもしっかりと終わり、あとは太るのを待つだけです。_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #カブ  #コカブ  #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業  ...
10/11/2023

カブはなかなか順調

間引きもしっかりと終わり、あとは太るのを待つだけです。

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#横田農場 #小川町 #埼玉
#カブ #コカブ
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#畑 #無農薬





イロドリ_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #赤丸金門二十日大根  #矢島カブ #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #畑  #無農薬
09/11/2023

イロドリ

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だんだんと品数が増えてきました!大変だった夏をやっと越えたというかんじ。_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #秋野菜 #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #畑  #...
07/11/2023

だんだんと品数が増えてきました!

大変だった夏をやっと越えたというかんじ。

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#秋野菜
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人参、ネギにはかなり厳しい年となりましたまた、そうした作物を見て、気候変動を厳しく受け止めた年でもありました。きっと、みんながそう思っている今こそ、危機感を追い風に、新しいことに取り組むチャンスだとも思っています。今シーズンの冬は、動き出す...
20/10/2023

人参、ネギにはかなり厳しい年となりました
また、そうした作物を見て、気候変動を厳しく受け止めた年でもありました。

きっと、みんながそう思っている今こそ、危機感を追い風に、新しいことに取り組むチャンスだとも思っています。

今シーズンの冬は、動き出すシーズンにしたい!

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#横田農場 #小川町 #埼玉
#気候変動
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
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システム改修一年ぶりに出荷システムを改修してインボイス制度に対応しました。ついでに細かい不具合も修正。_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #インボイス制度 #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採...
15/10/2023

システム改修

一年ぶりに出荷システムを改修してインボイス制度に対応しました。

ついでに細かい不具合も修正。

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#インボイス制度
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やっと涼しい日が続いています季節は秋食欲の秋だ!_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #秋    #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #畑  #無農薬        ...
07/10/2023

やっと涼しい日が続いています

季節は秋
食欲の秋だ!

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#秋
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枝豆販売中止のお知らせみなさま、毎年青山在来大豆の枝豆を楽しみにされていることかと思いますが、残念なお知らせです。今年の枝豆販売は、冒頭の通り中止とさせていただきます。今年は、発芽した豆を鳩の集団に食害されてしまいました。2度、3度とまき直...
02/10/2023

枝豆販売中止のお知らせ

みなさま、毎年青山在来大豆の枝豆を楽しみにされていることかと思いますが、残念なお知らせです。

今年の枝豆販売は、冒頭の通り中止とさせていただきます。

今年は、発芽した豆を鳩の集団に食害されてしまいました。2度、3度とまき直しをしましたが、その度に食べられ、予定の3分の1の圃場で、作付けを諦めざるを得ない状況でした。

大豆栽培の途上を味わう枝豆ですので、余剰がなければ枝豆としての出荷は叶わず、そうした理由で今年の枝豆販売を断念する運びとなりました。

楽しみにお待ちしておりましたみなさまには大変心苦しいのですが、鳩のことを恨みながら、来年またお買い求めいただければと思います。

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山桃セゾン  Red bayberry wit .b.p_brewery 今年のヤマモモは2社コラボ👍情報遅めですみません🙇‍♂️_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #ヤマモモ  #山桃  #山桃セ...
09/09/2023

山桃セゾン
Red bayberry wit .b.p_brewery

今年のヤマモモは2社コラボ👍

情報遅めですみません🙇‍♂️

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#横田農場 #小川町 #埼玉
#ヤマモモ #山桃 #山桃セゾン
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#畑 #無農薬 #有機野菜





青山在来大豆の開花_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #青山在来大豆  #大豆 #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #畑  #無農薬
07/09/2023

青山在来大豆の開花

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ロータリーの支持側のベアリングの寿命が短いのは仕方ないのですが、支持側の軸受けが壊れた拍子にロータリーが軸受から脱落し、方持ち状態になった駆動側のベアリングまで壊れてしまったようです。中身を開けたら粉々。鉄粉を取り除くのに苦労しました。いろ...
01/09/2023

ロータリーの支持側のベアリングの寿命が短いのは仕方ないのですが、支持側の軸受けが壊れた拍子にロータリーが軸受から脱落し、方持ち状態になった駆動側のベアリングまで壊れてしまったようです。

中身を開けたら粉々。

鉄粉を取り除くのに苦労しました。

いろんなところにガタが出始めたトラクター。
そろそろ寿命か、、。🤔

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#横田農場 #小川町 #埼玉
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調製を経て小麦の検査へ今年は農林が1等ハナマンテンは2等六条大麦が2等farroが等外そしてスペルト小麦としては初めてdinkelに等級がつきました。検査員を毎年困らせていた甲斐があった。もしやすると、全国で初の出来事かもしれない。JAの検...
19/08/2023

調製を経て小麦の検査へ

今年は農林が1等
ハナマンテンは2等
六条大麦が2等
farroが等外
そしてスペルト小麦としては初めてdinkelに等級がつきました。
検査員を毎年困らせていた甲斐があった。
もしやすると、全国で初の出来事かもしれない。

JAの検査は、小麦の品質を保証するものです。粒揃いと大きさ、未熟粒の割合、容積重、異物の混入度合い、水分量、そして赤カビの有無をチェックします。

赤カビは、人畜に有害なカビ毒を生産します。基準以上に汚染されてしまったものは本来流通できません。特に有機農法をはじめとする無農薬で栽培している小麦は、農薬を使えないため、赤カビが発生しやすくなります。
検査では、赤カビに感染した小麦がひと粒でも見つかるとパスできない厳しい基準が設定されています。(混入率0%以上はアウト)

麦類は、なるべく検査を通したものを。

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#横田農場 #小川町 #埼玉
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メロンパフェ!おかげさまで大好評です!ぜひお召し上がりくださいまし。期間限定ですので皆さんお早めに〜 _____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #...
12/08/2023

メロンパフェ!
おかげさまで大好評です!

ぜひお召し上がりくださいまし。
期間限定ですので皆さんお早めに〜



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#横田農場 #小川町 #埼玉
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
#畑 #無農薬



やっと余裕が出てきたので、更新を再開します🫡大豆の土寄せは中盤戦。鳩の大群に襲われて3回目の蒔き直しをした畑は、乾燥の中で成長が遅れ気味。_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #土寄せ  #大豆  #...
04/08/2023

やっと余裕が出てきたので、更新を再開します🫡

大豆の土寄せは中盤戦。
鳩の大群に襲われて3回目の蒔き直しをした畑は、乾燥の中で成長が遅れ気味。

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#横田農場 #小川町 #埼玉
#土寄せ #大豆 #青山在来大豆
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出だしは花がつかなくて心配しましたが、豊作になった山下インゲンです。_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #山下インゲン  #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #畑 ...
07/07/2023

出だしは花がつかなくて心配しましたが、豊作になった山下インゲンです。

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27/06/2023
小麦刈農林61号ハナマンテンこの時期は田植え、麦刈、夏野菜の準備が一気に押し寄せます。(コラムも一時休止中🙇‍♂️)_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #農林61号  #ハナマンテン  #食べ物  ...
14/06/2023

小麦刈

農林61号
ハナマンテン

この時期は田植え、麦刈、夏野菜の準備が一気に押し寄せます。

(コラムも一時休止中🙇‍♂️)
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#横田農場 #小川町 #埼玉
#農林61号 #ハナマンテン
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
#畑 #無農薬






収穫_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #収穫  #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #畑  #無農薬
07/06/2023

収穫

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#収穫
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#畑 #無農薬






くね立て_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #くね  #支柱立て  #くね立て  #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #畑  #無農薬               ...
03/06/2023

くね立て

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#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
#畑 #無農薬





〈コラム〉オリジンに戻ること【7】 日本というのは、米の国である。小川町は、その大部分が山に囲まれた盆地を成している。そう言った山間の土地においては、稲作には苦労をした。農民にあっては、江戸時代までは年貢を求められたし、地租改正の後、第二次...
22/05/2023

〈コラム〉オリジンに戻ること【7】

 日本というのは、米の国である。
小川町は、その大部分が山に囲まれた盆地を成している。そう言った山間の土地においては、稲作には苦労をした。農民にあっては、江戸時代までは年貢を求められたし、地租改正の後、第二次大戦後にGHQが農地開放をするまでは、小作料として米や銭を納めることを半ば余儀なくされた。江戸時代、旗本領では、往々にして重税であり(それでも藩政というのは財政に苦労していたらしいが)、山間や水に恵まれない土地を耕作するものにとっては、米だけでは収めきれないのが常だった。小川町でも、盆地という性質上水田は多くなく、畑方年貢や金納と言った米以外の手段をつなぎ合わせて、めくる年の年貢をやっとの思いで納めているような農民がほとんどであった。それでも不足すれば、家財を売り払ったり、質地と言って、一家の田畑を質に入れ、金を工面することも多かったらしい。
飢饉になれば餓死者が少なからず出たという記録が、年貢の減免を上申する為に書かれた検見(けみ)の請願書とともに農場のある地区のすぐ隣にあった旧時代の役人の家に残されている。時に天保年間の話だ。別に、近所の蔵に入らせて頂いたのだが、そこに納められいた文書の多くが、所有している田畑を質に入れる為の質地証文であったことを合わせれば、当地の小農民たちの困窮具合がわかる。

 江戸時代後期、天保年間を過ぎると、町内で農事記というのが記録されるようになる。その中の「万穀物覚帳」という古文書からは、農民が実に様々な物を生産していたことが読み取れる。米の他に、大豆、小豆、ササゲなどの豆類、大麦や小麦、ヒエ、アワ、蕎麦などの雑穀類、そしてタバコの生産も多かったようだ。
そうした作物は、年貢のための換金作物でもあり、農民にとって生活の糧そのものでもあった。私の父に子供時代の話を聞けば、当時は毎晩のように小麦を捏ね、うどんやすいとんばかり食べていたと言うし、飯米には米より多くの麦が混ぜられていたと言ったのは近所のおじいさんだった。水田が少ない土地というのは、その裏返しの文化が根付いている。そのお陰と言っていいのか、麦をはじめとする雑穀物を作らざるを得なかった埼玉県北部の丘陵部や西部の山間部の文化というのは、今でも麦や蕎麦の香りに満ちている。(武蔵野台地の武蔵野うどんはその代表例である)
 もともと小川は、古くから江戸と秩父の通商の拠点のひとつとしてその中心部が栄え、頻繁に市が開かれていたこともあり、さまざまなものが取引されていた。最盛期には、小川だけで50余の穀問屋がひしめきあい、専ら、周縁地域の農民はそうした場所で穀類を売り、現金を得ていたらしい。
 換金という目的においては、副業という手段が特に発展した。中でも農閑期に製造できる生糸と和紙は、江戸の需要、全国的な商品流通と結びついて、大規模な産地を形成した。
とりわけ秩父などは、農業生産と副業である養蚕の比重が逆転するほどで、一時代の秩父人にとって米はむしろ買い求めるものであった。もっとも、農民にあっては生活基盤のほとんどを蚕による現金収入に頼っていたために、生糸の値動きに翻弄され続けることになった。時に明治17年、その2年前から始まった不況は、自由民権運動を後ろ盾に秩父事件という近代史上最大の農民蜂起に繋がってゆく。

〈続〉

事実や史実に反する内容があった場合にはご一報をお願いします。
加筆、修正させていただければ記録として残す価値が上がるかと思います。
思ったことを書き並べているということもあって、内容が前後するかもしれませんが、その辺は多めに見てください。
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雨の前にビール麦を収穫しました。今年も品質は良さそうです。収穫後、約半年の休眠期間ののち、小川町の  にて自給ビールの原料になります。_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #ビール麦  #大麦  #ビ...
22/05/2023

雨の前にビール麦を収穫しました。

今年も品質は良さそうです。

収穫後、約半年の休眠期間ののち、小川町の にて自給ビールの原料になります。

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#ビール麦 #大麦 #ビール #クラフトビール
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
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オクラの種まき今年も美味しいオクラ作りまっす_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #オクラ #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #畑  #無農薬           ...
17/05/2023

オクラの種まき

今年も美味しいオクラ作りまっす

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#横田農場 #小川町 #埼玉
#オクラ
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
#畑 #無農薬





〈コラム〉オリジンに戻ること【6】  当たらずとも遠からずという思いで、補足的に酢蛸の話をした。閑話休題として、話題を戻したい。 大正の時代くらいまで、まだまだ資源開発も食糧生産技術も未熟で、古くから続く村社会の影が色濃かった時代、自然に大...
14/05/2023

〈コラム〉オリジンに戻ること【6】

 当たらずとも遠からずという思いで、補足的に酢蛸の話をした。閑話休題として、話題を戻したい。

 大正の時代くらいまで、まだまだ資源開発も食糧生産技術も未熟で、古くから続く村社会の影が色濃かった時代、自然に大部分を頼って生きていた農村の人々の間では、口減らしが行われていたことを知っている人は少ない。
子殺し、そして姥捨。そういった行為は、古い農村の歴史を辿っていくと必ず行き当たる。小川町も例に漏れず、その描写は親しみをもった風景の中にあって、どうしても他人事とは思えない。

 地元で、明治にお生まれの(今はお亡くなりになっている)方が、自身の半生を記した著書「茨の道」での冒頭「惨めな時代だった」と書かれていたことを思い出すたびに、そうした時代の建築や工芸、食文化に対する肯定的な感覚に複雑な思いがしてしまう。
 ーーちなみに言うと、自叙伝のような農村の普段の営みを記したものというのはなかなか探しても見当たらない。昔は、紙と墨自体が貴重なものだったし、そうしたものを使って記すのは特別な事柄に限られていた。古い農村の姿というのは、それぞれの記憶の中に留められているもので、大概がその一生と共に霧散してしまう。前述の「茨の道」は、昭和の終わり頃に出版されたもので、取り留めのない描写を紙に写しとろうというくらいに、記録というのがが気軽にできる時代になったとも言える。ーー

 私たちが伝統と言って、無意識に伝統を偲ぶ感覚は、ずいぶんと楽観的なものなのではないか。
だからと言って、近代化に諸手を挙げて肯定することも憚(はばか)られる。農村に生きた明治人が、その半生を振り返って惨めさのようなもの感じていたように、現代を生きる私たちもまた、私たちの時代に対して満たされない何かを感じていることは事実だと思う。昔を生きてきた方からすれば、よほど贅沢な悩みだと叱られそうだが。

 しかし私たちは、近代化の孕む問題の答えをついつい過去に求めがちになってしまう。というより、伝統を美化することでそれを近代化批判の表現に使ってしまう。
往々にして、そうした表現の根底に、まるで蒸留物然とした郷土愛があるような、歴史の上澄みばかりを掬(すく)いたがる風潮が鼻についてあまり好きにはなれない。近所のお年寄りの、昔を語る哀愁混じりの口調と、今を生きる幸せがないまぜになった裏腹な表情に私はリアルを感じる。歴史というのは、清濁を合わせ呑んだものだと思うのだ。言わずもがなとは思うが。

 そんなことを思いつつも、少し前の私自身、有機農業という世界に身を置いた当初は、口当たりの良い蒸留酒にでも酔いしれたような感じだった。持続可能な農業に懐古的な何か美しさのようなものを投影していたと言えばいいのか、とにかく恥ずかしくも浅慮と言っても良いくらいだったと思う。それは、端的にいえば「自然と寄り添う」とか、「丁寧に生きる」みたいな、足付きの悪い理想に囚われていたように感じる。
とはいえ、それが歴史を知ろうという入り口になったことはよかった。昔の人はどんな暮らしを営んでいたのかという疑問が、私をリアルに引き戻すことになったのだった。
そして、多くのものを自給し、循環の中で生活を送っていた時代の地元の古い文化を記した文献や、近所のお年寄りの話に触れて、私たちが現代社会に抱く違和感に対して立ち現れる、無垢でとりとめのない懐古的な考え方や、昨今取り沙汰されているSDGsという取り組みに対する私たちの受け取り方に、少なからず疑問を抱くようになった。

〈続〉

事実や史実に反する内容があった場合にはご一報をお願いします。
加筆、修正させていただければ記録として残す価値が上がるかと思います。
思ったことを書き並べているということもあって、内容が前後するかもしれませんが、その辺は多めに見てください。
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#横田農場 #小川町 #埼玉
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
#畑 #無農薬 #有機農業


麦秋へ一足早く大麦が黄金色に。収穫はいよいよです。_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #ビール麦  #六条大麦  #麦秋  #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #畑...
12/05/2023

麦秋へ

一足早く大麦が黄金色に。収穫はいよいよです。

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#横田農場 #小川町 #埼玉
#ビール麦 #六条大麦 #麦秋
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
#畑 #無農薬





〈コラム〉オリジンに戻ること【5】  小川町ではスダコがおせちに入ってくる。「酢蛸(スダコ)」とは読んで字の如しの食材だが、甘酢で締めたマダコの大足で、鮮やかな食紅で着色されていることが多い。居酒屋に行けばスライスされた酢蛸がメニューに載っ...
07/05/2023

〈コラム〉オリジンに戻ること【5】

 小川町ではスダコがおせちに入ってくる。「酢蛸(スダコ)」とは読んで字の如しの食材だが、甘酢で締めたマダコの大足で、鮮やかな食紅で着色されていることが多い。居酒屋に行けばスライスされた酢蛸がメニューに載っているくらいには、小川町の人間は酢蛸が好きらしい。
 交通インフラが未発達だった時代、海鮮というのは内陸に住む者にとって遠い存在だった。とはいえ、一度旅に出れば、海沿いでは必ず食べたであろうことは想像し易い。あるいは土産話でその美味を耳にする機会も多かったのではないか。 一度海の妙味を口にした者にとっては、その味が時を重ねる毎に物語となり、そうでない者にとっては、土産話を咀嚼しながら一体如何なる味なのか未知の想像を逞しくしたろうと思う。そうした渇望が、内陸に海産物の生食を引き寄せた。

 魚尻線(うおじりせん)というのがある。生魚を腐らせずに内陸に運べる限界線のことをそう呼ぶ。この場合の限界線とは、人力や畜力での話である。例えば江戸時代、甲斐国(山梨県)ではマグロがよく食されていたらしい。駿河湾で水揚げされたクロマグロは、富士山麓を東周りに北上し、本栖湖と精進湖を抜けて甲府盆地に至る道を、一昼夜をかけて運ばれた。
魚を腐らせず、かつ地理的制約の中で、目一杯足を伸ばせる先が甲府だった。
山梨県民のマグロと寿司への愛着は、今でも続いている。こうした山に隔たれた地域の海鮮に対する消費欲は、時代を遡るとその理由が見えてくるから面白い。

 ちなみに言うと、魚尻線は夏と冬で奥行きが変わってくる。当然ながら生魚が痛み易い夏は短くなり、冬は長くなる。気温が低い季節には、甲府よりさらに北上し、諏訪まで至った。同じ季節には日本海側(富山湾)からのブリが運び込まれ、冬の信州は日本海と太平洋の生魚が邂逅する地帯でもあった。

 小川町の酢蛸にも、似たような内陸根性が見え隠れしているように感じなくもない。干しダコではなく、スダコには生の食感が残っていて、海の幸を味わっている気になれる。酢で締めると色が悪くなってしまうタコを、わざわざ鮮やかな赤に染め上げると言うのも、より生の海産物を楽しむための工夫だったのかもしれない。
 甲府盆地で食べられていたマグロも実は、生の食感を損なわない程度に塩や酢、醤油を使って、なるべく日持ちをさせるための工夫は施されていたらしい。当然、奥地に運ぶにあたって生臭さを増したであろう魚を、美味しく食べるための調理法もあった。
これらは、正確な意味で言うなら“海鮮”と云うわけではなかった。しかし、生の食感を残すことに最上の価値が置かれ、ギリギリの奥地まで運び込むための工夫の中に、その土地ならではの風土が宿っていたのではないかと思う。

 先に、物流の持つエネルギーが、起伏に富んだ日本を文化的平野にしてしまったと云う話をした中で、海鮮を内陸で食すことに疑問を投げかけた。我が家ではたまに、鳥取の魚を漁師から直に取り寄せて次の日に刺身にして食べたりする。大変美味でいつも有り難く頂く。つくづく物流と冷蔵技術の賜物だと思う一方で、しかしそこに「なぜ鳥取の生魚なのか」と云う文化的、地理的理由は見出せないのだ。
 文化的平野とは見渡しはよいが、何日も洋上を航海する船員のように、いつまでも変わらない景色に飽きてしまうような、そんな味気なさを感じてしまう。
どんなに高級で美味しい料理を食べても、そこに文化的、地理的裏打ちがなければ庶民の愛するスダコには負けてしまう、とそんな気がする。

〈続〉

事実や史実に反する内容があった場合にはご一報をお願いします。
加筆、修正させていただければ記録として残す価値が上がるかと思います。
思ったことを書き並べているということもあって、内容が前後するかもしれませんが、その辺は多めに見てください。
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モミフリお米の種まき暑い夏が始まります_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #モミフリ  #籾振り  #稲作  #米  #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #畑  #...
06/05/2023

モミフリ

お米の種まき

暑い夏が始まります

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お醤油造りと、搾りと、うどん打ち。今年もうんまいのができました。_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #醤油  #醤油仕込み  #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #...
04/05/2023

お醤油造りと、搾りと、うどん打ち。

今年もうんまいのができました。

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インゲンの脱穀と調製なかなかの一仕事です…本日はイベントにつきコラムは休載です_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #インゲン  #インゲン豆  #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家...
30/04/2023

インゲンの脱穀と調製
なかなかの一仕事です



本日はイベントにつきコラムは休載です

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#インゲン #インゲン豆
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
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穂_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #麦  #穂  #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #畑  #無農薬
28/04/2023



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#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
#畑 #無農薬





米作りがスタートはモミの選別から。塩水にモミを沈めると、比重の軽い“しいな”が浮いてくる。しいなを選って、塩水を洗い流し、もう一度干して種モミとします。_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #塩水選 ...
25/04/2023

米作りがスタートはモミの選別から。

塩水にモミを沈めると、比重の軽い“しいな”が浮いてくる。

しいなを選って、塩水を洗い流し、もう一度干して種モミとします。

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#横田農場 #小川町 #埼玉
#塩水選 #籾 #モミ
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
#畑 #無農薬





〈コラム〉オリジンに戻ること【4】 有機農業は、その実践の形として、一定範囲のコミュニティで完結することに偏ってきた部分があったと思う。エネルギーや食の地産地消や自給自足、フードマイレージと言う考えかたはやはり、より身近に生産と消費の循環を...
23/04/2023

〈コラム〉オリジンに戻ること【4】

 有機農業は、その実践の形として、一定範囲のコミュニティで完結することに偏ってきた部分があったと思う。エネルギーや食の地産地消や自給自足、フードマイレージと言う考えかたはやはり、より身近に生産と消費の循環を起こそうとしてきたし、今もその流れは「本来は、、、」と言う文脈を添えて続いているような気がする。
循環を目に見える範囲と形で表現するというのは、とてもわかりやすい。

 しかし、繰り返しになるが、歴史は語るのだ。海の彼方から伝来した鉄と稲作が社会の容量を押し広げ、開墾農民から土豪が生まれ武士が登場し、天下という国土一帯の経済が俄かに形を持ち始めとき、そして信長が楽市楽座を作って道路網を再整備し、秀吉が大阪を物流の中心地に据え、商品流通と市場経済が決定的になって以来、私たちはその歩みを長らく謳歌してきたではないか。舶来の文物が止めどなく流れ込み、津々浦々を廻船問屋が行き来し、北海道の昆布や赤穂の塩、南方の砂糖が全国に出回り、内陸の田畑には干し鰯(イワシ)や鰊(ニシン)カスが肥料として鋤き込まれ、上方(かみかた)の醤油や酒や油を、江戸と言う消費地がひと飲みにしてしまうこれを、やはり地産地消とは言い難い。

 ところが、現代の流通は、地域にあったオリジナリティを破壊するほどにエネルギーを持ってしまったように思う。内陸で海鮮を食せたり、どこに行っても同じものが陳列されているコンビニのように、日本という起伏に富んだ土地を文化的に真っ平にしてしまった。
(流通にかかるエネルギーを資源に頼り切っていることももちろん問題ではあるが、私はそれよりも、オリジナリティの喪失の方が問題だと思っている。“個”というのは“かえ”がきかない。)
 より身近に生産と消費の循環を起こそうという考え方は、現代の流通経済に対してのアンチテーゼとして言われ始めたことではある。しかし、歴史も社会も文化も、その成り立ちを交易や流通なしには説明できない。つまり、それ自体を否定することはできないのだ。

 ではなぜ、絶え間ない交わりの中で無数の文化が生まれ、多様性を発揮できたのだろうか。今と昔で、何が違うのだろうか。

 私たちがひとくちに言う「循環」という言葉は、現代の流通の何が問題なのかを正確に射止めることができないまま、取り止めもく現在まで受け継がれてしまっているように感じる。

 循環とはなんなのだろうか。それが、横田農場の向き合うテーマにもつながっている。

〈続〉

事実や史実に反する内容があった場合にはご一報をお願いします。
加筆、修正させていただければ記録として残す価値が上がるかと思います。
思ったことを書き並べているということもあって、内容が前後するかもしれませんが、その辺は多めに見てください。
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#横田農場 #小川町 #埼玉
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
#畑 #無農薬 #有機農業


レタス、小松菜、しろ菜、チンゲンサイ、水菜を定植。今年は実験的に葉物も苗を作って植えています。タネをそのまま畑に蒔くより、やっぱり大変です😅_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #葉物野菜  #レタス...
22/04/2023

レタス、小松菜、しろ菜、チンゲンサイ、水菜を定植。
今年は実験的に葉物も苗を作って植えています。
タネをそのまま畑に蒔くより、やっぱり大変です😅

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#横田農場 #小川町 #埼玉
#葉物野菜 #レタス
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
#畑 #無農薬






今年はイエローマスタードがたくさん穫れそうです。花が終わり、種をつけ、枯れ色になった時、しばらく良い天気が続いてくれるといいなと。_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #マスタード  #マスタードシー...
19/04/2023

今年はイエローマスタードがたくさん穫れそうです。

花が終わり、種をつけ、枯れ色になった時、しばらく良い天気が続いてくれるといいなと。

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#横田農場 #小川町 #埼玉
#マスタード #マスタードシード
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
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〈コラム〉オリジンに戻ること【3】 「在来種」とはなんだろうか。実は、定義が曖昧な語の一つである。対義語として違和感がないのが「外来種」だとすると、こちらは輪郭がはっきりしている。外来種は、端的に言えば、過去から現在に至るまでのどこかの時点...
16/04/2023

〈コラム〉オリジンに戻ること【3】

 「在来種」とはなんだろうか。実は、定義が曖昧な語の一つである。対義語として違和感がないのが「外来種」だとすると、こちらは輪郭がはっきりしている。外来種は、端的に言えば、過去から現在に至るまでのどこかの時点で、ヒトがそこに持ち込んだものを指す。
だとすると、在来種というのは「人の介在なしに元々そこにあったもの」ということになるだろうか。
 ここ十数年で、在来種という言葉は農業界を中心に一般名詞になった感がある。小川町で言えば、のらぼう菜や青山在来大豆、金ゴマがあり、それらは地生えの農家が代々受け継いできたものでもある。
 在来種という語感には、大昔からその地域にあり、少なくとも元々日本にあったもの、というなんとなくのイメージを持っている人も少なくはないかもしれない。

 少々、話題を広げようと思う。和食と結びつく野菜とは何かと聞かれれば、大根やカブ、菜花やネギを想像したくなる。童謡の「お弁当の歌」に出てくる食材はその典型だろうか。大根や蕪は春の七草にも登場するように、すでに1000年も前には一般的な野菜だった。古事記には須佐之男命(スサノオノミコト)が怒りに任せて大宜都比売神(オオケツヒメノカミ)を殺した時、その死体から蚕、粟、小豆、米、麦、大豆が生じたとあり、この日本最古の歴史書(伝承集とも言える)が編まれた8世紀までには、すでにこうした作物が農業の中心にあったことが伺える。(ちなみに言うと、五穀豊穣の五穀というのは、こういった伝承を由緒としているらしい。)当然ながら、それが農業の始まりだと言うのは神話の中での話である。

 農耕が始まったばかりの日本には、和食の中で親しまれている野菜のほとんどが存在しなかった。
 元々日本にあった野菜というのは、セリ、ウド、フキ、ワサビ、ミツバ、ジネンジョ程度のものである。野菜というより野草と呼んだ方がしっくりくる。
 実は、私たちが普段食べている野菜のほとんど全てが外来種であることを知っている人は意外に少ない。全ての野菜が、原産地という出自を持ち、人類の移動と共に永い歳月を経て伝播したものなのだ。
 米がどこから来たのかという話は、小学校の歴史の授業で学んだ人が多いかと思う。中国内陸部で稲作が始まり、弥生時代に種籾(たねもみ:米の種)とその栽培技術が日本に伝来する。
 こんな話が、野菜には必ずある。人参であればアフガニスタン周辺が出発点になり、ネギは中国北西部、里芋はインドから東南アジア、ジャガイモは南米といった具合に。原産地から世界への旅路は、長いもので数千年とも、1万年とも言われている。

 タネと人類の旅路の東端に、日本という三日月型の受け皿があった、というだけである。日本は、太古から受け皿であり続けた。江戸も終盤に差し掛かった頃、私たちが普段口にする野菜のおおまかなカタログが出来上がる。
 一万年という歳月を考えると、至って最近の話のように感じる。

 在来種と呼ばれる野菜も例外ではない。そのほとんどが定義上は外来種であり、ある時誰かが持ち込まなければ存在すらしなかった。
 私たちの文化を分解してゆくと、そこには海の彼方から持ち込まれたものが無数に横たわっている。なんとも皮肉な話にも聞こえるが、そうした外来の組み合わせが、和食というオリジナリティ生んだのもまた事実である。そこに、文化の不思議さがある。
 これは、フレンチにもイタリアンにも通づる話でもある。例えばイタリアやスペインには米料理があるが、彼らの米はシルクロードを通じで中国大陸から伝わったものらしい。

〈続〉

事実や史実に反する内容があった場合にはご一報をお願いします。
加筆、修正させていただければ記録として残す価値が上がるかと思います。
思ったことを書き並べているということもあって、内容が前後するかもしれませんが、その辺は多めに見てください。
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#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
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ネギ植え在来の青山仙本、名もなき坊主知らず、ダルマ(仮)を定植。_____________________ #横田農場  #小川町  #埼玉 #ネギ  #ネギ植え  #食べ物  #野菜  #固定種  #自家採種  #農家  #農業   #畑...
13/04/2023

ネギ植え

在来の青山仙本、名もなき坊主知らず、ダルマ(仮)を定植。

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#横田農場 #小川町 #埼玉
#ネギ #ネギ植え
#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
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先日の寒波では遅霜が降りました。暖かく、思わず種まきをはやめようかと思いましたが、よかった。。暖かくて芽を出していたジャガイモは全滅😭次の芽を待ちます。やはり4月は4月。油断できませんね。_____________________ #横田農...
12/04/2023

先日の寒波では遅霜が降りました。

暖かく、思わず種まきをはやめようかと思いましたが、よかった。。
暖かくて芽を出していたジャガイモは全滅😭
次の芽を待ちます。
やはり4月は4月。油断できませんね。

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#横田農場 #小川町 #埼玉
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#食べ物 #野菜 #固定種 #自家採種 #農家 #農業
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〈コラム〉オリジンに戻ること【2】 自給自足と似たような言葉に、地産地消というのがある。自給自足はせいぜい家族単位の中に、地産地消はいちコミュニティやいち行政区域の中に、生産と消費を閉じ込めようとするように見える。 最近、鉄の話を読むことが...
09/04/2023

〈コラム〉オリジンに戻ること【2】

 自給自足と似たような言葉に、地産地消というのがある。自給自足はせいぜい家族単位の中に、地産地消はいちコミュニティやいち行政区域の中に、生産と消費を閉じ込めようとするように見える。

 最近、鉄の話を読むことがあった。
 弥生時代、稲作が海の彼方から北九州に伝来した時、鉄もセットで流れ込んできたらしい。田というのは土地を水平に慣らして畔を上げ水を湛える為の容器を造り、堰を設けて堀を穿(うが)ち水を誘引しなければならない(開墾においては、当然樹木の伐採も必要になったはずだ)。それら土木工事を行うための道具として、鉄は欠かせなかった。稲作文化の黎明期においては、鉄は海の彼方、朝鮮半島から舶載されて持ちこまれていた。そして国産化が進む古墳時代末期、中国山脈を中心に冶金(やきん:金属を生むこと)が盛んになる。

 森が、鉄を産むという。
 鉄を生み出すための燃料として、樹木を伐採し木炭を作るわけだが、その為に一山が裸になった。世界史的には、そのために一国が滅ぶほどの環境破壊が起こることもしばしばあった。幸いにして日本の場合は、湿潤な気候風土のおかげもあって、30年もすれば森林が元に戻るという回復力を持っていた。言い換えれば、継続的に鉄を生産するには、30年間を1サイクルとするだけの木を切り続けられる広大な森林が必要になる。つまり、一度木を切り出せば、翌年は他の場所に移って木を切るというように、それを30年間繰り返せるだけの森林が要るということだ。日本の場合はその回復力を持ってして、西洋式の製錬方式が導入される幕末まで続いた。古代においてはその主たる舞台が中国山脈だったわけだ。

 話が逸れた。
 とにかく、そうして得た鉄を鍛え(目的の形や性質に鉄を打ち直すこと)、クワやスキの先端に被せる。たったそれだけで水田面積と社会の容量が格段に増え、以後各地に土豪が台頭するようになった。謂わば、鉄と水田は彼らの後ろ盾であった。土豪たちは、そうした後ろ盾をどれだけ持っているかを象徴するように、競って大規模な人工丘陵を造成するようになる。それは、古墳時代の幕開けでもあった。

 以上は古代のいち事象にすぎない。ここで言いたいのは、当初の鉄やそれに纏わる知識が、遥々大陸から輸入されてきたことだ。時代が下って技術が醸成され、国産化が進んだとしても、その生産地は限られていた。関東の墳墓で出土する鉄は、そのほとんどが遠方の産物であり、すでに当時にして社会の土台にあったはずの鉄とその生産基盤を、他に依存していたと言っても差し支えない。今で言えば、ガソリンや軽油のような存在に近いだろうか。燃やして終わりと言うわけではないが、鉄は擦り減ると言う意味でも似ている。

 余談だが、狩猟採集の色濃かった縄文時代の関東でさえ、遥か内陸の秩父の山々では海産物を平然と食べ(今の東京湾が熊谷市東端くらいに迫っていたとはいえ)、八ヶ岳北麓で採られた黒曜石を道具として利用していた。そう考えると、すでにこの頃、人とモノの行き来する「道」があり、交易が行われていたと考えてもそこまで驚かない。

 人々は古来から、生活に足りないモノを、可能な限り精一杯、自由にやりとりしてきた。

 自給自足とは、恐れずに言い過ぎれば「道を断つ」ということでもあると思っている。生産と消費の循環をより身近に起こそうという意味では、地産地消も大同小異かと思える。

 とはいえ、その小さな循環にこそ、地域独自の文化を生む萌芽があったことも言添えておきたい。これに関しては、後述に譲ろうと思う。

〈続〉

事実や史実に反する内容があった場合にはご一報をお願いします。
加筆、修正させていただければ記録として残す価値が上がるかと思います。
思ったことを書き並べているということもあって、内容が前後するかもしれませんが、その辺は多めに見てください。
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